旅計画の前に

もちろん、犬連れ旅行は、ある程度の条件がそろわないとできないことです。
例えば・・・

※トイレのしつけができていること
トイレのしつけができていなかったら、親類や友人の家、ホテルなどに連れていけませんよね。

※犬が乗り物酔いしないこと
ひどい乗り物酔いのため、どうしても旅行に連れていけない気の毒なワンちゃんもいます。 普通は、子犬のとこからすこしずつ慣らせば大丈夫のようです。

クレート・トレーニング が完了していること
クレートに慣れさせておくのは、まず安全に乗り物で移動するためです。 車の場合、後部にクレートを設置し、その中に犬を入れます。飛行機や船の場合、そのキャリアのほうで専用クレートを用意することもあります。いずれの場合も、クレートに慣れていないとやっかいです。

※狂犬病などの予防接種が済んでいること
国境を越える場合、とくに飛行機を使うときは、出発前に予防接種証明書を必要とする航空会社がほとんどです。事前に余裕をもって問い合わせましょう。陸路や海路で国境を越える場合にも(例えば、カナダ・アメリカ間)、入国のさいに係官から 証明書の提示を求められることがあります。係官によっては何も聞かないこともあるそうですが、
「持っていかなかったときに限って、証明書を出せといわれ困った」
という人もいますから、念には念を入れるほうがいいでしょう。

※基礎訓練ができていること
見知らぬ土地に連れていかれるのですから、犬だっていつもより神経質になっても不思議はない ですよね。興奮して落ち着きを失ったときでも、普段から訓練をしていればコントロールしやすく なります。

※成犬の場合、去勢済みであること
オスの場合、去勢することでメスを求めて放浪したり、マーキングしたりすることや、オス同士の 喧嘩を防ぐのに役立つと言われています。旅先で自分の愛犬が失踪してしまった、という人は 実際にいるそうです。それで映画のように犬が何千里も旅をして家に帰ってくればいいですが、 ほとんどのケースはそううまくはいかないとのことです。

(2000年11月26日)

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