アメリカン・スタフォードシャー・テリア

chico
CHICO、6歳、♂ 去勢済み

paw1.gif (869 bytes)近寄り難い犬?

アムスタッフ(アメリカン・スタフォードシャー・テリア)は、その強面が災いして悪い評判をよんでしまった気の毒な犬である。

確かに、その立派な体躯(100ポンド/45キロ)といい、渋いマスクといい、「こいつを怒らせたらヤバイぞ」と思わせるに充分だ。番犬として頼りになる犬種トップ10にも入っている。
泥棒も、この犬を見たら回れ右して出ていくだろう。

闘犬として作出されたアメリカン・ブルテリアと祖先を同じくし、外見もよく似ているアムスタッフではあるが、彼らは闘犬ではない。闘犬としての攻撃性は、むしろアムスタッフの場合歓迎されないのだそうだ。

また、名前が似ているスタフォードシャー・ブルテリアとも混同されがちだが、やはり犬種が違うのだそうだ。(ややこしい〜)

闘犬じゃないのに、見た目がゴツイために恐い犬と勘違いされがちな彼ら。
パンチパーマで目つきが鋭いだけで「その筋の人」と思われてしまう、人間の男性みたいなものか。

paw1.gif (869 bytes)強面のお人よし

彼らは見た目とは裏腹に、とても人懐こくて明るい性格なのだ。
それに頭が良い。
もちろん躾次第で、とんでもない凶器になる可能性はある。でもそれは、どんな犬も同じだ。

CHICOも、大きななりで遊び好き。TABIと一つのボールをとりっこして飽きない。
体がでかいので早く走れないが、右へ左へ弾丸のように飛びまわるTABIを、「ワフ、ワフ」といいながらかわす姿は闘牛のようだ。彼は、元ショードッグだそうだ。

彼の飼い主の家族は、2歳になる男の子がいる。
CHICOはこの子の用心棒である。
「坊ちゃんは、あっしが体をはって守りますぜ」
といったかんじで、男の子が危ないところへ行かないよう気を配る姿は健気だ。

(2001年9月9日)

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