一周年メモリアル
(2018年4月19日)

今年も桜が咲き、これまでの人生の中で一番悲しかった日から一年がたちました。

「命日」と呼ぶと、なんだかとても悲しい。。。
それよりも、TABIが天使として生まれ変わった日、TABI天使の誕生日と呼ぶことにしました。記念すべき一回目のお誕生日だから、お祝いしたいですね。

私達夫婦は、休暇をとって旅行に出かけることに。TABIを連れて車でよく出かけた、なつかしの場所です。夏はビーチで遊び、春先はスキーやスノーシューで楽しいひとときを過ごしたものです。最後に訪れたのは、今から二年前の春でした。 雪が大好きだったTABI。まだたっぷり雪が残った雪山で、私達夫婦とTABIは思い切り遊んだのを思い出します。


「春スキー大好き〜」

今回は、私達二人だけ。空のかなたにいるTABIに私達の思いが届くよう、浜辺で風船を飛ばすことにしました。自然環境にダメージを与えないように、自然界で分解するゴムの風船を買ってヘリウムガスを入れてもらいました。お店の人はキレイなナイロン製のリボンを風船につけてくれたけど、こういうリボンは自然界で分解しないので、私達はリボンをていねいにはずして自然素材の紐につけかえました。その紐の先には、TABIが大好きだったビーフジャーキーをくくりつけました。実は最初はTABIパパがソーセージをくくりつけたのだけど、さすがに重くて風船が浮かない(苦笑)!そこで、ジャーキーに変更。

風船には、TABIパパと私のそれぞれがTABIへのメッセージを書き込みました。なんて書いたかは、ヒミツ。。。

ジャーキーをつけた風船を持って、浜辺まで散歩。まだ春浅く冷たい風が吹く海には、だ〜れもいません。カモメや水鳥が飛び交う、静かな浜辺をどこまでも歩いていくと、遠くに青い山脈が見えます。

お空のTABIに届くよう願いをこめて風船を放すと、強い風にのってどんどん上空へ。1分ほどで、小さな点になってしまいました。私達は消えてゆく風船を見上げながら、一年前を思い出して涙が止まりません。「ビーフジャーキー目がけて、カモメが飛んでくるかもね?」とヒソヒソ話してたのですが、風船が上昇する速度があまりにも早すぎて、さすがに鳥でも追いつけない のでしょうか。ジャーキーをしっかりつかんだまま、風船は空のかなたへ。ジャーキーは無事にTABIのもとに届いたかな。

こんなふうに空に飛んで行くゴム風船は、最後はどうなるのでしょうか?Wikiによると、「上空8Kmまで上昇した風船は気温-40℃の中で硬化し、気圧の低下により7.3倍に膨張している。その環境下で破裂すると粉々に破裂し地上に落下する」とのこと。その後は、「生分解により樫の葉が朽ちるのと同程度の速度で消えて無くなる」らしいです。上昇する風船にカメラをつけて、空からの眺めを撮影した動画があります。これはいわゆるスペースバルーンなので、オモチャの風船よりずっと上空まで昇ってますが、おもしろいですよ!

 

(場所によっては風船を飛ばすことが法律で禁止されているので、事前に各地域の決まりを確認してから風船を飛ばしてください)


「じゃ、またね。バイバイ」

 

(2018年4月19日)

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