プリンスエドワード島豆知識
1534年にフランス人探検家ジャック・カルティエによって発見されたこの島は、 長さ224q、幅わずか6qから64qの、カナダで一番小さい州です。州都はシャーロットタウン。英国王ジョージ三世の妃、シャーロット・ソフィアにちなんで名づけられ ました。
日本人には「赤毛のアン」の島として名高いようですが、カナダ国内では農業と牧畜の島として 知られています。実際、島全体の75%が農地・牧草地です。とくに、ジャガイモの生産高は大きく、国内生産量の33%を占めています。
その次に島にとって大きな収入源となるのは、もちろん観光。とくに日本人観光客は島にとって大事なお客さまなので、シャーロットタウンや赤毛のアンルート には、日本語訳を併記したレストランや観光名所があちこちに見られます。
また、海に囲まれたこの島は漁業も盛ん。タラ・マスなどのほか、ここでとれるマグロも日本に 輸出されるそうです。 ロブスター・ホタテ・ハマグリ・牡蠣もここの名産。アイリッシュ・モスという海草も、さまざまに加工 されて各地へ出荷されます。
ゴルフコースも多く、ガイドブックにはお得なゴルフパックツアーがよく紹介されています。
環境問題にも昔からとりくんでいるところで、リサイクル活動が徹底しており、ゴミの選別が きびしいようです。オーガニック農家も多く、ファーマーズマーケットでは地元で育った無農薬野菜がふんだんに 手に入ります。また、島の環境と美観を守るために、選挙活動の際、看板やポスターを立てることは法律で禁じ ているそうです。
サマリー |
タイム・ゾーン・・・アトランティックタイム
日本との時差13時間 (夏は12時間)
飲酒できる年齢・・・満19歳
シートベルト着用・・・必須。チャイルドシート使用も必須。
タックス・・・連邦政府がかけるGST(Goods
and Service Tax)が7%、さらに州政府がかけるPST(Provincial Sales Tax)が10%。
例えば、100ドルの 商品を購入すると、まずGST分の7ドルが加算される。合計107ドルに対して州税10%、
すなわち1ドル7セントが加算され、結果的に108ドル7セントを支払うことになる。だが、靴と洋服には州税が免除されているので、ここで買い物するなら靴と洋服がお徳。
島への足・・・フェリー、橋、空路がある。
フェリーは、ノバ・スコシァ州カリブーとPEI
ウッドアイランズ間を運行。約75分。
コンフェデレーション・ブリッジは、ニュー・ブランズウィック州とPEI
のゲイタウェイ・ビレッジを結ぶ 、全長13qの橋。渡りきるのに約12分かかる。
フェリーも橋も、通行料金は島から出るときに支払う。
空路は、エア・カナダがトロントからノンストップ便を毎日運行。ハリファクスからの便も毎日運行。夏季のみ、ロイヤルエアラインがトロント〜シャーロットタウン間を運行。
参考 : CAA Tour Book : Atlantic Provinces and Quebec
(2000年12月6日)
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