トレーナーを選ぶ

トレーニング・スクールと呼んでいるが、常設の施設があるわけではなく、市のコミュニティーセンターなどを借りて授業が行われる。従って、訓練学校選びはすなわち「どのトレーナーにつくか」を選ぶことになる。

トレーナーによりメソッドは様々。
体罰式が行われていたのはかなり昔の話で、今では体罰は犬にとってつらいだけでなく、後々とり返しのつかない問題を引き起こす危険性をはらんでいるとして、支持されていない。

ご褒美として食べ物を使う、使わない、コレクション・カラーを使う、使わない… それぞれに利点・欠点がある。いろいろ調べてみて、一番自分が納得がいく方法を選ぶことが大事だと思う。

できるだけたくさんのトレーナーにコンタクトをとり、電話で質問してみる

メソッド、クラスのレベル、1クラスの定員、教室の場所、費用、日時などなど。

電話対応の仕方で、そのトレーナーの人柄もなんとなくわかる。「この人は合わない」と感じたら、一緒にトレーニングなんて無理かもしれない。クラスが目標にしているのは何か(普通のペットとしての基本的躾か、服従競技会用本格的訓練かなど)も聞いておくべき。

見学をさせてもらう

百聞は一見にしかず。クラスに参加している犬を見ることで、大体どの程度の内容を習得できるかも予想できる。見学不可というところは、言っていることと実際がちがうかもしれないので、避けたほうがいい。

トレーナーと自分の犬との様子を観察する

犬は正直。犬がトレーナーになついているようなら、いいサイン。

誇大広告は避ける

「どんな問題犬も更正してみせる」
と豪語するトレーナーは、大ボラ吹きと心得たほうがいい。

まともなトレーナーなら、そんなことは不可能だということは、よくわかっている。それよりも、今かかえている問題の解決に向けて実現可能な目標を上げてくれ、具体的でわかりやすい対処法を教えてくれるトレーナーを選ぶべきだ。

ちなみにTABIママの地域の訓練学校は、初級クラスは生後4ヶ月以上で予防注射済の子犬から入学できる。一回1時間、8〜10回で修了というところが多い。卒業時には、ディプロマを発行してもらえる。費用は、$80〜150と様々。

TABIママはいろいろ調べてみて、結局、子犬幼稚園でお世話になったトレーナー、KimとCynthiaの学校を選ぶことにした。

子犬の習性をうまく利用して楽しみながらトレーニングする方法が気に入ったし、それまでもいろいろ問題が起こるたび電話で相談にのってもらい、その思いやりに満ちた対応ぶりと、指導の的確さに好感を持っていたからだ。また、教室は車で15分の距離で、毎日曜の午前中というのも、こちらのスケジュール上都合がいい。

予防注射が全て済んですぐ予約を入れたのだが、定員10組のクラスは満員。次ぎの募集までリストに載せてもらうことにし、やっとTABI生後6ヶ月の時に入学することができた。

(2001年2月1日)

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