オリエンテーション
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本格的な訓練に入る前に、飼い主だけを集めてのオリエンテーションが開かれた。
場所は、市のコミュニティ・センターの体育館。
訓練に必要なもの、訓練の心得などが説明される。
4〜6フィート(約1.2〜1.8m)のリード。巻尺式のものは不可。
フラット・カラー(皮かナイロンの平たい首輪)。チョーク・カラーは、この学校では使用しない。
バスマット程度の大きさのマット。授業中、このマットの上が犬の定位置になる。
犬の好きなオモチャ。待ち時間に遊ばせたり、授業中に使用する。
ごほうび用の食べ物。小さくてすぐ食べられるもの。小さいドッグクッキー、サイコロ状に切ったチーズなど。
口輪はこの学校では使用しない。
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遅刻をしない。犬の注意が遅れて入ってきた人に集中してしまい、訓練が中断してしまうから。
慣れない環境のため、ついおもらししてしまう子犬もでてくる。それはありがちなことなので、騒がずすみやかにかたずけること。
クラスで習ったことは、1日5分でもいいから毎日復習すること。理想は15分。
家で復習しなかったからといって、早めに教室に来て授業前に犬を訓練しないこと。犬が疲れてしまい、授業に身が入らなくなる。
家族全員で参加しても良いが、ハンドラー(犬につく人)は一人に決めること。子供だけに犬の訓練をまかせることは、非能率的なだけでなく、危険なこともある。必ず親が先頭にたって訓練に参加すること。
犬は人間の感情を読むのが得意。訓練をするときは、常に心が平静であるように努めること。犬に訓練が苦痛ではなく、楽しいものであることを教えるために、なるべく飼い主もアップビートで明るい態度を保つこと。ストレスがたまっていたり、疲れてやる気がなかったり、イライラしているときには、訓練をしてはならない。賢い犬は、飼い主の機嫌が悪いのを見ると言うことを聞かないことが多く、訓練の効果がない。
訓練中、体をさわっただけで唸って脅したり、飼い主を噛む犬がいる。そうした反応を経験したら、自分で解決しようとせず、即トレーナーに報告すること。素人には手におえない問題が潜在している可能性があるからだ。
その後、名簿作りのために飼い主や犬のデータを書きこむシートが配られた。そして、自分の犬の犬種に関して情報を集め、レポートを作成することが宿題として出された。
教室を出ると、すぐむこうは小さな公園になっていて、その下は牧草とワイルドフラワーの草原、さらにその下には海岸が広がっている。そこここにピクニック・テーブルが置いてある。ちょうど夏の始まりで、季節的にもピクニックランチに最適。
次回からは、バスケットにランチをつめて持参し、クラスが終わったらここでお昼を楽しみ、TABIを遊ばせてやろう、と思った。
(2001年2月1日)
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