DAISY
〜Al Gore前アメリカ副大統領の愛犬〜
DAISYは、Goreが故郷テネシーで家族で夏の休暇を過ごしていたときに、怪我をして捨てられていたところをGoreの子供たちに拾われた。 白とグレーのコートの、テリアっぽい犬。長男のAlbertが見つけたのだが、骨と皮に痩せ、骨盤骨折のため歩くこともままならなかったという。獣医のもとで治療を受け、二日後にはエアフォース・ツー(副大統領専用機)に乗ってGoreたちと一緒にワシントンへ。
彼女は順調に回復し、Goreのジョギングのお供をするまでになった。彼女はお花畑で昼寝するのが大好きなので、Goreの妻Tipperが"DAISY"と名づけたという。 そして、相棒のSHILOH(黒ラブ)とともに長年VIPの愛犬としてスポットライトを浴びてきた。VIPなのに素性のわからない捨て犬、それも雑種を引き取って家族の一員として大事にしているGoreの家族って、きっとみんなあたたかい心の持ち主なんだろうと思う。
2000年の大統領選で、惜しくもGoreは敗退。もし彼が就任していたら、DAISYはホワイトハウスの敷地内を走りまわり、各国からのゲストを尻尾を振ってお出迎えしていたことだろう。 歴代大統領のほとんどがホワイトハウス時代を愛犬とともに過ごしているが、雑種犬は珍しい。個人的には、彼女がファースト・ドッグとなる姿を見たかった。
が、彼女の心境は、もしかしたらこんな感じかも。
「あ〜〜もうインタビューも写真撮影もたくさん!
あたしはね、故郷のテネシーに帰ってホッとしてるの。
陽だまりでお昼寝するのが最高よ」
(2005年3月20日)
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