バースデーケーキXIII （2012年11月26日）
スフォルマート Sformato
スフォルマートは、イタリアのチーズ入り茶碗蒸しといったかんじの前菜。卵にチーズを混ぜた生地に色とりどりの野菜（何でも好きな野菜でOK)を入れて、ココット型でオーブンで焼きます。野菜嫌いのTABIにはレバーを生地に加えましたが、人間用はさっぱりと野菜だけで。卵乳菜食のお客様が来たら、これを前菜として出すと喜ばれます。ベジタリアンだけでなく、肉食のお客様にももちろん 立派な前菜として出せます。 以下は、ココット型で人間用に三つ、犬用に一つのレシピです。
卵 ２個
リコッタチーズ ２００ｇ
パルメザンチーズ ３０ｇ
塩 少々
にんじんのみじん切り １/２カップ
赤ピーマンみじん切り １/２カップ
パセリのみじん切り 大さじ１
牛レバーを煮たものの角切り 大さじ１
型に塗るバター少々
ココット型４つは、内側にバターを塗っておく。オーブンは摂氏１８０度（華氏３５６度）に熱しておく。 にんじんと赤ピーマンは、オリーブ油（分量外）少々で炒め、冷ましておく。 ボールに卵とチーズ二種、塩ひとつまみを入れてよく混ぜる。にんじん、赤ピーマン、パセリを加えてさっと混ぜ、四等分にしてココット型３つ（人間用）に野菜だけの生地をつめ、残った生地にレバーを加えて混ぜ残り１つのココット型につめる （犬用）。オーブンに入れて３０分焼く。プリンのようにお皿に型をひっくりかえして中身を出し、温かいうちにいただく。犬は、冷ましてから食べさせる。
焼きあがるまでソワソワして、パパ相手に芸をして愛想をふりまくTABI
「バースデー・ハットもかぶったし、早く食べさせて！」
早いもので、TABIもなんと１３歳！１３本ものロウソクjをたてたら、小さなケーキはくずれてしまいます。でも１３という数字のロウソクはお店で売ってなかったので、今年はロウソクは一本で、そのかわりに Happy Birthday のケーキ用飾りをのせました。チーズとレバーの香りが良かったのか、TABIはバースデー・ハットをかぶったままモリモリ食べてくれましたよ。
 TABIのこの一年 |
去年暮れから今年は、私達夫婦が公私ともに超多忙な日々だったためにTABIにもかわいそうな思いをさせてしまいました。犬友達のお宅で預かってもらったり、車で長期の旅に出たり。人間の子供ならいろいろ話して説得できるけど、犬にとっては事情がわからないし、彼らは心の中でどう思っているんでしょうね？何か腑に落ちないな〜、と思いながらも、おとなしく飼い主の都合に合わせてくれてるんでしょうか？
預け先のお宅でゴールデンのEMMAと
TABIパパの転勤で、仲良くなったお友達ともお別れ。新しい街は気候も食べ物も違うし、いろいろと戸惑うことばかりでした。
「TABI鬼だぞお！豆投げてくれい！」
やっとなんとか環境に慣れ、お気に入りのお散歩ルートもいくつか見つけたと思ったら、また引越し！
「えっ、また引越しなの？！」
思わず「お引越しのお祝い返しも済まないうちに またですね」とキャンディーズの歌を口ずさんでしまいます（トシがバレる？）。でも、海に近い街に落ち着いてTABIは新しい暮らしになじんでくれました。
「海で泳ぐの、大好きなんだ！」
なんといっても、これだけめまぐるしい毎日を過ごしながらTABIが健康で、子犬のころと同じように好奇心いっぱいの楽しい日々をおくっているのが私達にとってはうれしい限りです。
「パパ、早く木の枝投げて！」
またアジリティのほうは、三年ぶりに復活したチャンピオンシップで活躍、ベテラン・クラスで二位に入賞しました。TABIはこの大会をもって、十年に及ぶアジリティ競技生活を公式に引退。
Photo: Maui Sports Photos
地元のセラピードッグのテストに合格し、その集まりでたくさんのお友達ができました。
「セラピー用のバンダナだよ！似合う？」
時折、窓から外を眺める後姿がさみしそうな気もするけど．．．昔のお友達を思い出してるのかな．．．
でもきっとTABIは、どこへ行ってもパパとママさえ一緒なら幸せなんじゃないでしょうか。
秋には、この多湿な気候や環境が影響したのか咳をするようになり、獣医さんは気管支炎と診断。さらにレントゲンで軽い気管虚脱があることを発見。幸いTABIのは軽く、犬用咳止めシロップを試したところ良く効いて咳はほとんどしなくなりました。今後は、暑い日には激しい運動を避けて気管に負担がかからないように注意したいと思います。
これからの一年は、もっとのんびりと日々を過ごしたいですね。
「今年はいろいろ忙しかったよ。あ〜、やれやれ．．．」
（2013年11月7日 掲載）
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