PEIの謎

paw3.gif (869 bytes) なぜハ―レー?!

シャーロットタウン入りした日、車の窓を開けて走っていたら「ブルブルブル…」という特徴ある排気音が聞こえた。ハーレー・ダビットソンだ!3台が連なって走っている。通りを曲がったところで、さらに2台。行く先々にハーレーがいる。
「PEIじゃ、ホンダやスズキのバイクは禁止で、ハーレーじゃなきゃ走れないのかね」
と、TABIパパと冗談を言っていた。

HOG

その謎は、翌日サマーサイドへ出かけたとき解けた。

ガソリンスタンドのサインに
"Welcome HOG"
とある。HOG とは、Harley Owners Group 、つまりハーレーの熱烈ファンで、このバイクを乗りこなしている人々のことだ。サマーサイドでHOG の大集会が行われるのだ。

会場となるホテルの駐車場に行ってみた。
いるいるいる!!ZZ Top のクローンみたいなオジサンがたくさん、誇らしげに愛車にまたがっている。何百台というピカピカのハーレーが、だーっと並んで、壮観。今どきのハーレーは、ステレオシステムからカワイイ携帯電話ポケットまでついてるのがある。一生分のハーレーを見たような気分だ。

HOG は、女性も含めて一見して強面で近寄りがたい。黒の皮ジャン、筋肉隆々の腕に刺青。でもそれは、体育会系じゃないとハーレーを乗りこなせないからだ。本当は優しい人が多い。前に旅先で車がエンコした時、無情にもみんな通りすぎるなかで助けてくれたのは、HOG だった。みんなハーレーを心から愛していて、写真を撮ってもいいかと聞くと喜んで応じてくれ、誇らしげにポーズをとってくれる。あなたもHOG を見かける機会があったら、バイクを誉めてあげることを忘れずにね。

paw3.gif (869 bytes) なぜ虫が多い?!

PEIのおみやげといえば、虫刺されの跡(笑)

ブラックフライや蚊が、とにかくたくさんいる。まあカナダはどこへ行っても、夏はこれらの虫とは縁が深い。しかし、なんだかPEIは特に多いようなのだ。

私たちも蚊の大群の襲撃を受けた。「襲撃」はおおげさでなく、ほんとうだ。よく映画などで、蜂の大群に襲われた人間が頭をかばいながら逃げまどうシーンがあるが、あれの蚊版だ。服の上からも平気でたかってくる。ブラックフライはもっとすごく、ズボンの裾からもぐりこんで容赦なく刺してくる。犬もよくお腹を中心に食われて、まっかっかに腫れてかゆがる。傷口が化膿して毛が抜けてしまうこともあるという。

PEIには、蚊やブラックフライの大好きな湿地帯が多いからだ、という説を聞いたことがある。湿地には近づかないにこしたことない。が、湿地以外の場所にも出張してくるようなので、結局どこへ行ってもお目にかかることになる。虫除けスプレーでは、たちうちできない。献血に来たつもりで(笑)、あきらめるのが肝心かもしれない。

(2001年7月13日)

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