リードハンドの練習

 

これも準備トレーニングのひとつで、アジリティを始めたら、初期の段階でまず犬にリードをマスターさせることだ。これができてないと、クロスの練習が成り立たない。その簡単な方法をいくつか紹介する。

リードハンドを練習することは、ハンドラーにとってもオフアーム防止に役立つ。ハンドラーは、犬に近い方の手でシグナルを出す(これがリードハンド)のが基本だが、つい逆の方の手でシグナルを出してしまう(オフアーム)人がいる。逆側では、犬にとって「ハンドラーから離れろ」のメッセージになってしまうため、犬はとんでもない方向へ走って行ってしまうことがある。

lead hand
正しいリードハンド

なお、この練習には食べ物をご褒美としてふんだんに使う。「食べ物を使う訓練なんて邪道だ!」という硬派の方は、いますぐブラウザの「戻る」ボタンを押してお帰りください。サヨウナラ。

paw4.gif (869 bytes)フィギア・エイト

最も基本的な練習。室内でも充分できるし、子犬でもできる。

まず、ターンの目印となるもの(コーンとか椅子とか)を二つ、2〜3メートル(犬の大きさにより加減)離して置く。ハンドラーは、両手にオヤツをたっぷり隠す。オヤツは小さければ小さいほど良いので、小さく切ったチーズやレバー、小さく割ったクッキーなどを用意する。

手をグーの形にして犬にオヤツのニオイだけかがせ、犬が手に注目したらその手で犬をリードしながら目印の周囲を8の字に回って歩く。歩きながら少しずつオヤツを犬に食べさせる。

このときは当然ながら、犬をハンドラーの左側で歩かせるときは左手で、右側で歩かせるときは右手でリードする。そして中央の位置でくるりと犬に向かい合い(フロントクロス)、回転して、さらに犬を手でリードして目印へと歩く。

犬は、食べ物を追いながらごく自然にきれいな8の字を描いて歩く。そして、ハンドラーのリードハンドに注目することを学ぶ。

paw4.gif (869 bytes)クロスで散歩

オフリードで散歩しながらできる練習。

オヤツを左手に隠し持ち、手が犬の鼻先あたりにくるようにする。犬がハンドラーの左側に来たら、オヤツはニオイをかぐだけにさせ、歩き続ける。手は犬の鼻先のままハンドラーは体を時計の針と逆方向に回転させ犬と向き合い(フロントクロス)、オヤツを素早く右手にうつす。回転して進行方向へ向き、そのまま前進。この間、立ち止まらずに常に普通の歩調で歩くこと。

このとき犬がちゃんとハンドラーの右側に来ていたら、オヤツを食べさせる。今度は右手にオヤツを持ち、同様に今度は時計回りに回転してクロスしながら前進する。繰り返す。

crossing

上から見ると、犬はリードハンドを追いながら進行方向へまっすぐ歩き、ハンドラーはクロスしながら左へ右へとジグザグに進む。 犬とぶつかったり、途中で立ち止まったりせず、ダンスのように軽い歩調で犬とともにきれいな軌道をつくることが大切。

そして、 ハンドラーの目が回らないうちに練習を止めること(爆)

(2004年4月15日)

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