卒業式
(2000年7月9日)

毎日曜の早起きが習慣になったころ、初級クラスが終了した。

10週間はあっという間だった。風はすっかり夏のにおいになった。
TABIパパは、
「あ〜あ、これで来週から朝寝ができる」
と、首をコキコキしているが、TABIママは毎日曜のピクニックランチが今日で終わると思うと、ちょっぴりさみしい。

今日は、クラスで今まで習ったコマンドを一気に通して披露する。みんな練習してきたと見え、どの子も上手にやってみせた。

アメリカン・ブルテリアを連れた女性が、クラスの見学に来ていた。ブルはちょっと興奮気味で、その女性は腕が白くなるくらいリードをきつく巻きつけて、必死になって引っ張っていた。

最後に、トレーナーから犬とハンドラーに一組ずつ、卒業証書とお祝いのドッグクッキーが手渡される。

diploma
この秋田犬はKimの愛犬だった。
特別講師KARLIEのサインも(笑)

保護者の立場で卒業式に出席するのは、これが初めてだ。一回も欠席せず、よくがんばったね、TABI。立派なディプロマをいただいて、なんだか感無量。TABIは紙切れ1枚よりクッキーのほうがうれしいらしく、その場で袋を開けてやったらパクパク食べている。

ドロップアウトが2組ほどあった。季節的にキャンピングやバーベキューパーティーなど出かける機会が多いころだから、どうしても休みがちになる。一回休むと、二回、三回…と続いて、ついに来なくなってしまう。残念なことだ。

しかし、あのジャック・ラッセル組はがんばって、立派に卒業した。この子は、見違えるように言うことをよく聞くようになった。

解散の前に、トレーナーのKimは言った。
「みなさん、よくがんばりましたね。初級クラスはこれで終わりですが、トレーニングは終了ではありません。今後も毎日、クラスで習ったコマンドを日常生活の中で必ず使ってください。とくに、" Sit, Down, Stay, Come " は重要です。これだけでもきちんとできれば、みなさんのわんちゃんは家族の一員として幸せに暮らしていけるはずです」

雲一つない青空が、一段と晴れ晴れとして見えた夏の日であった。

(2002年9月27日)

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