Incredible Edibles

花食の楽しみ

 

短い花の命、見て楽しむだけではもったいない!美味しく食べてみよう!という試みを集めてみました。サラダ・お菓子・お酒など、どんどんレシピを増やしていく予定。

 

チャイブ・ビネガー

チャイブの可愛らしい花は、その花びらをつんでサラダのトッピングにすると、ピリッと辛い味のアクセントになります。でもチャイブが増えすぎちゃって、花をサラダに入れるくらいでは使いきれない…という人も多いでしょう。そんなとき、たくさんつんだチャイブの花でチャイブ・ビネガーを作ってみませんか?鮮やかな赤いビネガーは、ドレッシングにしても寿司飯にしても美味しいですよ。

材料は、チャイブの花、ホワイト・ビネガー、消毒したガラス瓶だけ。
今回は、500mlのメイソン・ジャーを使いました。食洗器から出したての瓶を使えば、消毒の必要なし。そうでないときは、お鍋に入れて熱湯で煮沸消毒を5分ほど行ってください。カビやばい菌が繁殖するのを防ぐためです。お酢は、透明の食酢なら白ワイン・ビネガーでも普通のホワイト・ビネガーでもなんでもいいです。

チャイブの花をつんで、洗って水けをきります。

丸い花の部分だけを使うので、茎を切り取ります。それを瓶にぎっちり詰めていきます。花の量はお好みで。濃い赤にしたいなら大目、薄いピンクなら少な目。詰めたら、上からお酢を瓶の口よりちょっと下まで注いでフタをします。そして台所の棚などに置いて、漬け上がるのを待つだけ。私はダイニングの窓ぎわに置いて、日々色が濃くなるのを見て楽しみました。

二週間もたつと、玉ねぎっぽい香りがするピンクや赤のお酢ができあがり。もっと強い色や香りがお好みなら、長く漬けても良いでしょう。

できあがったら、花を濾して別の消毒した瓶にうつします。

素敵な瓶にうつして、贈り物にしてもいいですね。これでドレッシングを作ると、チャイブの香りが移っているので他にスパイスを使わなくても美味しいサラダができます。シンプルなサラダのほうが、チャイブの味がひきたつようです。

他には、このお酢で寿司飯を作ったり、薄切りした大根を塩もみして水を切ったあとにチャイブ・ビネガーであえて桜色の浅漬けにしたりと、いろいろ使えます。揚げ物のディップ・ソースとして使っても、サッパリして美味しいですよ。色と香りを活かして、いろいろ楽しんでみてくださいね。

(2017年10月19日)

スモークサーモンのマリネ

ハーブが花盛りになる夏、パティオでのパーティーに冷たいマリネとハード・サイダーでおもてなしはいかがでしょう。庭でつみたての新鮮な花をたっぷり使います。

薄切りして水にさらした玉ねぎとスモークサーモンを塩・胡椒・レモン汁・オリーブオイルであえ、ディルの葉・花、レモンタイムの葉・花、レモンの薄切りをあわせて冷蔵庫で冷やします。一晩置くと味がなじみますが、急ぐときは数時間でも大丈夫。花はそのまま食べられるように、若くて柔らかいものをつみます。

(2004年9月19日)

フラワーアイスキューブ

バラ、パンジー、ビオラ、ナスターシャム、ラベンダーなどを製氷皿で水とともに凍らせ、冷たい飲み物のアクセントに。

フラワートッピング・ケーキ

マメ科の花を、シンプルなホワイト・ケーキのトッピングに使ってみました。白いアイシングの上ならどんな色もひきたつでしょう。

ハーブの花のサラダ

salad

ハーブは花を咲かせてしまうと香りが変わってしまうので、つぼみのうちにつんでしまうのが普通。でも、可憐で地味な花を見るのが大好きなので、つい咲かせてしまいます。きれいな色とピリッとした味は、サラダのアクセントになります。

バジルの花、タイムの花、ナスターシャムの花、レタス、きゅうり、ドレッシング

アルグラのキム>

アルグラ(ルッコラ)は、とても簡単に育ちます。今年は大豊作で、新鮮なアルグラをサラダにして楽しみました。が、犬連れ旅行から帰ってみると、そろって花を咲かせています。こうなると、もうサラダに使えません。そこで、花ごとキムチにしてみました。

アルグラの葉・茎・花、塩、韓国製唐辛子粉、蜂蜜、タイ製フィッシュソース、にんにくのすりおろし

アルグラはよく洗って小さく切り、容器に入れ塩をふってよくもむ。重しをして一晩漬ける。水洗いしてしぼり、唐辛子粉・蜂蜜・フィッシュソース・にんにくを混ぜたものをよくまぶし、密閉容器に入れて保存。(材料の量は、味をみながら適量を使ってください)

週間くらい発酵させると味がまろやかに。お茶漬けやお酒のおつまみに。

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