りんご狩りdog

apple tree
デリシャス。甘味が強く生食向き。

秋のアナポリス・バレーは、りんご狩りにやってくる人々でいっぱい。私たちも、犬連れで秋の一日をりんご園で過ごすことにした。

訪れたのは、Boates Vinegar & U-Pick
U-Pickとは、You pick のもじりで「自分で収穫する」という意味。日本でもぶどう狩りとか芋掘りなんかがあるが、あれと同じだ。好きなだけとって、量に応じて料金を払う。

apples

このりんご園では、この袋一杯で$5。袋には1/2ブッシェル、だいたい掃除用バケツ一杯分くらいのりんごが入る。入り口で袋をもらい、帰る時にお金を払う。りんごをもぎながら、いくらでもつまみ食いして良いし、その分はタダだ。

U-Pick用のりんご園には、ずら〜と何十本(何百本?)のりんごの木が並んでいる。ここには、スパイ、マッキントッシュ、コートランド、デリシャス、グレーブンスタインの5種類のりんごがある。それぞれ木がペンキで色分けされているので、自分の好きな種類だけをとってもいいし、混ぜてもいい。

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スパイ。酸味が強くサラダなどに。

袋と一緒に、こんなひしゃくのようなものを手渡された。これでもぎったりんごを受けとめて集めるわけ。犬も入っていいとのことなので、TABIを連れていざりんご園へ!

TABIママはパイやソースにするりんごが欲しかったので、まずマッキントッシュへ。マックはちょっとピークが過ぎてしまったらしく、落下した実がゴロゴロ。まだ実っているものも多かったが、一つもぎるたびに3、4個が枝を離れて頭の上から手榴弾のように振ってくる。それをよけながら、なんとか袋を一杯にする。

mcintosh
マッキントッシュ。酸味がほどよく、生食にも料理にも。

TABIパパは、大好物のコートランドへ一目散。TABIもちょこちょこついて行く。コートランドはまだまだ盛りで、大きな実がたくさん。普段生のりんごはあまり食べないTABIも、パパが投げるりんごをパクっと受けとめてはかじって遊んでいる。

tabi_papa
TABI 「爺や、甘くて美味しいりんごはまだ?」
パパ 「もう少しお待ちを、坊ちゃま」

もぎながら、甘い香りに誘われてりんごをかじってみる。口に広がる爽やかな甘味!う〜ん、やっぱりもぎたてはうまい。このりんご園は、随分前からなるべく殺虫剤などの農薬を使わない努力を続けている。今年は良い年で、ほとんど薬を使わずに豊作だったそうだ。だから、皮ごとかじっても安心だ。

cortland
コートランド。実が大きくほど良い酸味で、生食にも料理にも。

りんごで満腹になったママとTABIは、広大なりんご園を散策。行けども行けどもりんごの木だ。さらに奥には、梨園と野菜畑がある。また、ちょっと離れたところには完全無農薬のオーガニックりんご園がある。そこは一般客は入れないが、入り口のスタンドでコートランドとロードアイランド・グリーニングの2種を買うことができる。

apples
こんなにたくさんとれたよ

5袋が一杯になったので、りんご園を出て会計へ。スタンドでオーガニックのりんご酢と、梨を一袋買う。りんご園の奥さんがキッチンへ呼んでくれ、そこでオーガニックりんごのグリーニングをご馳走になる。サッパリした酸味で、いくらでも食べられそうだ。(よく食うよな、私たち…)キッチンでは、奥さんがビーツのビンづめを作っているところで、いい匂いが漂っていた。

このりんご園は、家族で運営していて家庭的な気さくな雰囲気だ。スタンドで売っているりんご酢やビンづめ類も、ここで手作りしたものばかり。このりんご園のウェブサイトには、りんご酢を使ったレシピもいろいろ紹介されている。

自分でもいだりんごで、パイを作る!なんてゼイタクなんでしょう。

pie
みんな大好きアップルパイ♪

Boates Vinegar & U-Pick
Phone: 902-678-7671
Fax: 902-678-0771
Email: boatvin@glinx.com

(2002年10月28日)

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