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犬は、いつからがシニア（老年）なのか？
犬は小型になるほど長生きする傾向にあり、従ってシニアとなる年齢も犬の大きさによって違うと言われる。カナダでは、大まかにいって
- 小型犬（体重２０ポンド未満）…１２歳から
- 中型犬（体重２１〜５０ポンド）…１１歳から
- 大型犬（体重５１〜９０ポンド）…８歳から
- 超大型犬（体重９０ポンド以上）…７歳から
シニアと呼ぶのだそうだ。（もちろん、この体重は健康体の体重であって、肥満犬はこれにあてはまらない）
でも、実際には１０歳以上の高齢にもかかわらず元気一杯で、益々活発な犬だっている。犬種別の寿命にしても、本に書いてあるのはあくまで平均で、う〜んと長生きする犬も多い。
人間だって同じだ。
生まれたときは皆スタートラインに一斉に並んだ走者のようなものだが、その後の年のとり方は個人により大きく違う。高校生ですっかりオッサンぽく老成しちゃうのもいれば、還暦すぎても皮ジャン着てハーレーにまたがりツーリングに出て、「おじいちゃん、かっくいい！」と孫に言わせるオヤジもいる。
カレンダー上の年齢は、数字でしかない。
もちろん、体の細胞は時間の経過とともに衰えていく。子供と同じエネルギーは、70歳の老人には望めない。１５歳の老犬は、生後半年の子犬と一日中遊ぶのは無理だ。だから、いたわりながら体とつきあっていかなければならない。
でも、いつまでも気持ちを若く保つことは大事なことだ。「もう＊＊歳だから」と消極的になるのはもったいない。「うちの犬はもうシニアだって獣医に言われたのよ。トシだからもうダメね」なんてかなしいことを言わないで…本犬は、自分の年なんて知らないのだから。昨日と同じように、今日も明日もボールを追って遊びたくてしかたない、子犬の心を持っているのだから。
ここでは、TABIと仲の良い、10歳を過ぎても快進撃中の老犬を紹介する。長寿村の村民になる条件は、長生きというだけではなく、丈夫で健康（持病が全くないか、あっても元気）、「そんなトシに見えないねえ！」と誰もが驚く活発さと若々しさをそなえていることである。
まだまだ現役ばば・じじ犬に会って、元気の秘密を教えてもらおう！
（2002年11月21日）
追記
犬を人間の年齢に換算した表があるが、あれは今ではあまりあてにならないと言われているそうだ。またよくある犬の年齢×７、というのも意味がないという。犬は、生まれ持った体質・食餌・環境・運動量などによって健康状態も寿命も大きく違うからだ。そこで、様々な角度から犬の本当の肉体年齢を調べるテストというものがある。興味のある方はこちらへ。
ちなみに、TABIは４歳の時点で人間でいうと１６．５歳だそうだ。同世代の犬よりも、７．１歳若いとか。テストでひとつだけ減点になったのが「オフリードで散歩する」という点。車に轢かれたりして命を落とす危険があるから、ダメだとか。
（2004年7月17日）
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